ニュージーランド旅風日記
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Author:ruri@Mt.CookNP
10ヶ月間、バックパックを背負ってのNZ周遊の記録。日付は1年前のもの。ワーホリビザとカメラを片手に、旅に仕事に食べ物トランピングと何でもござれ。
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冬季Tongariro Crossing
2006/07/30(日) 23:41:40
・Central CraterとMt.Tongariro(左方)。中央に小さく見える足跡がトラック。
・半凍結状態のEmerald Lakes
・Mt.Ngauruhoe
7/30 0630起床。朝はトースト。0730発、Greg、Colin、僕の3人で、2台の車に乗ってTongariro National Parkへ。Tongariro Crossingは周回ではなく一方通行のトランピングコースなので、個人で歩くには2台の車が必要なのだ。Colinの車を終点となるKetetahi Track入り口に置き、Gregの車でMangatepopo方面のTrack始点へ。Colinは防寒具も何も持たず、ジャンパーを着て、右のポケットに水ボトル、左のポケットにお昼にもなるチョコチップクッキーを一袋入れ、「行くぞ!」。元気なおじいちゃんだなぁ…ていうかそれでいいんか、本当にそんな適当でいいんか!?天気はいいけど冬山なのに。
天気は快晴。Mt.Ngauruhoe、Mt.Ruapehu、Mt.Tongariroが雪を冠して美しい。Mt.Ngauruhoeは富士山のような形の火山。富士を縮小したような雰囲気かな。どの山も3000mないのに、雪のせいでまるで高山のよう。上の方は雪を被っているけれど、下の方は地肌が見え、更に植生が森→低木→草→苔→岩と縞模様になっているのが見える。
最初の1時間は、低木と草の生えた火山性平地を川沿いに山の方へ向かう。山の景色がただただすばらしい。地面には霜柱も多数、池に氷も張っていた。山すそまで辿り着いたら、TongariroとNgauruhoeの間の、少し低くなっている峠を目指して急斜面を登る。斜面がとても急なので、もう岩登り気分。途中からは雪も積もっている。峠に辿り着くと、斜面は終わってSouth Craterの平原に出る。Ngauruhoeの真っ白な斜面に人がいるのが小さく見えた。あんな所まで登る人もいるんだなぁ。後方を振り返ると、Mt.Taranakiを遠方に、景色がすばらしい。
ここから1kmほどは、South Craterを横切る平坦な道。左右の雪を冠した山並みが、真青な空に映えてすばらしい。South Craterの縁をRed Craterの方へ登る。雪もあり、滑ったりして中々危険。下手したらSouth Craterの底に逆戻りできる。当然アイゼン(NZではクランポンと呼ぶ)など、ない。靴は普通のトランピングブーツ。DoCの目印のポールが、クレーターの底からずっと道沿いに続いている。悪天候時のためなのだろう。クレーターの縁を登りきると、山頂ではないが視界が開ける。South・Red・Central Craterの縁が集まっている場所、とでも言うのか。今後便宜上山頂と呼ぶ。多分ここがTrack上で一番高く、景色もいい。左手に平たいMt.Tongariro、右手にRed CraterとMt.Ngauruhoe、正面にCentral Crater、正面遠方にLake RotoairaとLake Taupoというすばらしい景色。後方には雲が出てきているが、先の景色は最っ高。山頂付近は地面が熱いらしく、地面の土砂から蒸気が出ている。Red Craterからこのあたりにかけては積雪もない。
山頂に出たあたりから、一気に風が強くなった。晴天だが、おそらく体感温度は0℃に近い。晴天だったので、斜面を登っている間は皆汗だくだったのだが。山頂からCentral Craterに下る道は砂利の斜面で、1歩踏み出すと3歩分滑り落ちるような道なき道。いや、楽だけどね?遠く下方にEmerald Lakes(半分凍結)が見える。少し下って、風がなくなった所で斜面の中腹でお昼。ペトロルステーションで買ったパンケーキ?らしきよく分からないパンを食べる。塩ききすぎ。汗かいた後だから丁度いいのかな。お昼後、Central Craterに下り、Emerald Lakesの近くまで、100mくらい少し寄り道。多分、Waikato Riverを見ていなければものすごく感動できたのだろうが、Waikato Riverと同じ水の色だったので、思っていたようには上手く感動できなかった。いや、十分綺麗だったし、半分凍結していて面白かったんだけれど。Emerald Lakesは3つの池からなるのだが、そのうち2つは完全に凍結していて真っ白のWhite Lakeと化していた。完全には凍っていなかった1つは、おそらく他の2つよりも水温が高いのだろう。この不思議な透明な緑色の水は、化学物質によるものらしい。
Central Craterの底をBlue Lakeへ向かう。真っ白な平原に道しるべのポールが続く。こんなの南極とかに行かないと体験できないと思ってた。さすがに地平線はないが。振り返ると、後方の雲は既に山頂を覆っていた。運がよい、15分遅ければ雲の中だろう。左手のMt.Tongariroは台地型の山で、面白いほど山頂付近は平坦。不思議だ。Blue Lakeの縁でもある、Central Craterの縁を登り、Blue Lake沿いに縁の尾根を歩く。Blue Lakeは大きな池なのだが、全面凍結してしまっていた。冬なんだなぁ(何か違う)。少し氷が青い気がした。
谷沿いの雪道をKetetahi Hotsprings方面へ歩く。雪の上なので滑りやすい上に、足を踏み外すと
谷底まで一名様ご案内
。谷底は50mくらい下かな?自己責任の国なんだなぁと改めて実感。前方遠方のLake RotoairaとLake Taupoが青々として、白い雪が眩しかった目に優しい。遠ーーくにOhaaki Power Stationの冷却塔が見えた。いつまでも眺めていられそうな景色だ、山の上も下も。Emerald Lakes近くの名もないピークが一番気に入ったかな。Ketetahi Hutとその近くの地熱地帯を通り、山を下る。今度も、植生が高山のものから平地のものへ順番に変化するのが面白い。最後の部分はブッシュ。川も流れており、これがあのTongariro Crossingの一部だとは思えない普通さ。Ketetahi以降の下りはただダラダラと長かった。複数人で行って喋りながら歩くのが正しいかも。ようやく車に辿り着いた時には足ガクガク。つっかれたー。
スタート地点の車を回収して、Taupoの家まで車で1.5hr。夕食はFish&Chipsテイクアウェイと、解凍野菜。TaupoのF&Cもおいしいな。今の所Whiriangaと同列1位か。衣の種類が違うから比較できないな。バスタブに湯を張って、久しぶりに風呂。しあわせー。ぐったり。2200過ぎには皆寝た。今日不参加のGillは、パイロットライセンスを持っていて、今日は自家用飛行機で飛んでいたそうだ。
・Tongariro National Park遠景。左がMt.Tongariro、右がMt.Ngauruhoe。
・山の間を登る急斜面。ほぼ岩登り状態。
・South CraterとMt.Ngauruhoe
・頂上近くの雪原
・雪と岩肌が美しいピーク
・Central Craterの雪原。小さく人が見える。
・下り道、Lake Rotoaira方面の眺望
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Pinnacles2日目
2006/07/03(月) 18:04:48
・大きな滝を上から眺める
・昔の線路が階段になっている。かなり急。
・森の中に階段が続く
0800起床。朝はツナ缶(スモーク)、ゆでたまご、りんご、パン、紅茶となかなか豪華@山小屋。AM1100までHutでまったりする。ヘリコプター離着陸場からのPinnaclesの眺めが最高であることを発見。昨日行っておけばよかった(今日は曇り)。Hutのガスボンベや石炭は、このようにヘリコプターを使って空輸される。
1100Hut発。Billygoad Track経由で駐車場へ向かう。下りだから早い早い。立て札の表示4時間のところを、3時間で着いてしまった。とても急な斜面に階段が続くようなトラックで、登りは歩きたくないと思った。途中に、大きな滝と複数の小さな滝を眺められるポイントがあり、中々良。渓谷はすばらしかったが、大きすぎてカメラに収まらない+写真栄えしないため、写真は撮らなかった。トラックの途中、昔の線路がそのまま利用されている所があった。駐車場で、下り道つかず離れず歩いてきたお姉さんに再会し、ピックアップまで2時間もあったためリフトもらえないかと聞いたら、同じBPに泊まっている人だった。そのため、1500にはBPに戻ることが出来た。ラッキー。
P'NSに行って安売りの菓子パンを買う。甘いものが無性に食べたかったため。しばらく買い物控えないと、食料が多すぎるなぁ。夕食は、パン、キャベツとたまねぎの炒め物、フィッシュフライバー。晩に洗濯をする。洗濯機フリーなのは非常に助かる。明日の予定を考える。Coromandel Townまでバス$12。本当はColvilleまで行きたいのだが、足も情報もないためとりあえずCoromandel Townまで行って、明日は情報収集かな。大雨だったらもう1泊もアリだ。
・ヘリパッドから眺めたPinnacles
・森の中の道を行く
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Pinnaclesへ登頂
2006/07/02(日) 23:49:25
・Kauaeranga渓谷のつり橋。最大荷重は大人1人。
・Pinnaclesに続くトラック。左側の
水溜り
が道。
・Pinnacles頂上から東側の眺め。
0730起床。寒くて0700におきられなかった。朝、ゴールデンキウイ、マフィン、リンゴジュース。快晴。お天気の神様ありがとー。0835、BPのホストのお姉さんに送ってもらって、Kauaerangaへ。往復$20。DoCのオフィスに寄ってHutのブッキングをしようと思ったのだが、今日は土曜日なのでオフィスが開くのが遅く、開いていなかった。が、ハットワーデンからもチケットを買えるときいてそのままTrack入り口へ。0900ごろスタート。
前半は渓流に沿ってさかのぼる道で、つり橋が4つほどあったり、川を渡ったりと歩いていて飽きない。道もよく整備されていて、WalkingTrackという感じ。後半は山を登る形になり、岩の階段が続く。2時間ほどで途中のHydroキャンプ場に着く。キャンプ場とか言っているけど広場と川があるだけで何もなかった。そこからさらに1時間山を登って、PinnaclesHutに到着。思っていたよりずっと大きくて、ちょっとしたロッジのよう。40人バンクルーム×2で80人収容で、教室くらいの大きさの部屋に二段の棚があり、マットレスがずらりと並んでいる。
荷物を置いて、お昼のお弁当(トマトハムピラフ)を食べ、ワーデンにハット代$15を払って、Pinnaclesという山頂の岩山に登りに行く。この道がすごかった。前半は、泥のStewart Isのトラックってこんな感じかなァというような、どろっどろの、むしろ半分水没しているような道。一応トラックの上には木片が置いてはあるのだが、半分くらいは無意味だ。本当にこれ道ですか。後半は、泥っぽい岩登りがずっと続く。正に岩登り、というような斜面。本当にこれ登るんですか、本気ですか。本気だった。傾斜がキツくて足場も悪いため、初心者には難しいかも。後で地図を確認したら、WalkingTrackじゃなくてTrampingTrackだった。なるほど。Pinnaclesのところにはハシゴと展望台が設置されていた。空輸だろうなぁ。さすがに眺めは最高。少し煙っていたが、Tairuaとその沖の島々、Auckland南方の平原が良く見渡せた。他にお姉さんが1人、まったりしていたら、10人くらいの団体×2が到着し、一気に騒がしくなった。が、写真とってもらえたので良し。デジカメの調子がなんかおかしい。1年もってくれ!
1600にHut帰着。往復3時間くらいか。表示では片道50分となっているが、登りは50分じゃ無理だと思った。おやつにナシを食べて、暇なので日記つけ。疲れた。天気が良いため、朝から一日中寒かった。冬なんだなぁ(つくづく)。ただ、Pinnaclesに登る途中はずっと日なたで、とても暑かった。夕食は野菜入りインスタントラーメン。晩に、他の人たちとおしゃべり。日本にいた娘さん(29)が鬱で電車自殺し、その灰をPinnaclesに撒きに来たという夫婦と友人(多分)の4人組と仲良くなった。が、なかなかに笑えない状況ではある。この4人組からポートワインをご馳走になった。「ポート」というので最初は何かわからなかったのだが、ポートワインだった。甘いデザートワインで、食後にチーズなどと一緒に供するのが一般的らしい。
今日は30人くらいこのHutに泊まっているようだ、土曜日だからかな。晩に野生のポッサムが見られた。うさぎにふさふさのリスのしっぽをつけたような生き物だった。多くの人が害獣だと目の敵にしているが、結構かわいい。さらに結構おいしいらしい。
夜、Dorm部屋に暖房がなく、カーテンもなく、ものすごく寒かった。上はTシャツとジャージで暖かかったが、下がスパッツで寒くて寒くて。ゆたんぽありだったのに。パジャマジャージ+くつしたいりそうな勢いだ。
・Kauaeranga渓谷のトラック。
・Kauriの巨木の残骸。一緒に置いてあるのはバックパック。
・伐採したKauriを水の力で郵送するためのカウリダム。昔CoromandelはKauri林業が盛んな土地だった。
・Pinnaclesに昇る途中のトラック。正に岩登り。
・左上あたりがPinnacles。右中央下あたりに手すり付階段が見える。
・Waikato方面の眺め。ほぼ垂直に岩が切り立っている。
・Pinnacles Hut
・Hutのバンクルーム(40人部屋)
・Hutのデッキ。黄色いバケツみたいなものはポッサムトラップ。奥の方にPinnaclesが見える良ロケーション。
・Hutのキッチン。ガスコンロ付。でも水は沸かさないと飲めない。ちょっと家庭科室っぽい雰囲気。
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